岡山市中区 内科|岡山市中区円山、内科、呼吸器科、消化器科、外科
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最終更新日:2010.8.21
                            B型肝炎ウイルス使用器具の滅菌法
                                              

肝炎ウイルスの滅菌・消毒法

機材・器具は速やかに流水で洗浄
         
以下の方法で消毒をおこなう
         
 1:加熱滅菌(最も信頼性の高い滅菌方法)
   
①オートクレーブ消毒
   ②乾熱滅菌
   
③煮沸消毒(15分以上)

 2:薬物消毒(加熱滅菌ができない場合に用いる)
   ①塩素系消毒
   
②次亜塩素剤消毒・・・1000ppm    消毒時間  1時間

 3:ガス滅菌
   ①2%グルタールアルデヒド
   ②エチレン・オキサイドガス
   ③ホルムアルデヒド(ホルマリン)ガス


※ ペットボトルによる希釈方法
[ 用意する物 ]
   500mlのペットボトル  +  キャップ(約5ml)
[ 方 法 ]
   キャップ2杯(約10mlの5%次亜塩素剤)+ペットボトル(500ml)の水
         
   1000ppm(0.1%の次亜塩素剤)の完成

 (注意)

   消毒液の入ったペットボトルは、誤って飲むことがないよう、
   消毒液であることを表示すること。


[ 次亜塩素剤の使用上の注意 ]
皮膚に対する刺激が強い 素手で使用しない
手袋を使用する
皮膚や衣服に付いたときは、直ちに水で洗浄
十分に換気する
他の薬剤と混ぜると危険 特に酸性の強い洗剤と混ぜると有毒ガス発生
高濃度・長時間ほど有効 腐食作用・漂白作用がUP→器具変色に注意
金属に対し腐食作用 使用後にしっかりと水洗し、拭き取る
薄めた液は経時的に効果が減弱 使用直前に希釈する→作り置きをしない
塩素は日光により分解 原液は直射日光・高温を避けて保存


希釈に使用する水量の計算式
1:希釈倍率が分かっている場合

原液の量(ml)=B÷A  水の量(ml)=B-原液の量(ml)


(例)

100倍に希釈した消毒液を、1000ml作る場合

希釈率 A = 100倍   作りたい希釈液量B(ml)=1000

原液の量(ml)=1000÷100=10 

水の量(ml)=1000-10=990

となり、10mlの原液を990mlの水に加えればよい。

2:希釈した消毒液の濃度が分かっている場合

消毒液の原液濃度をC(%)、作りたい消毒液の濃度をD(ppm)、

希釈液の量をB(ml)とする。

原液の量(ml)=D÷B÷C÷10000   

水の量(ml)=B-原液の量(ml)


(例)

5%の原液を希釈して、200 ppm(0.02%)の消毒液を2000ml作る

C=5、D=200、B=2000

原液の量(ml)=5÷2000÷5÷10000=8

水の量(ml)=2000-8=1992(約2000ml)

→約2000mlの水に原液8mlを加える

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